額改定請求

 

一度、障害等級が付与されても、その後、重症化する場合もあります。

そんな時は、額改定請求を行う必要があります。

 

障害年金は、通常、数年に一度の割合で、更新があります。

更新のタイミングに、病院から診断書を取得して、その都度、役所の審査がされるという仕組みになっています。

 

額改定請求とは、通常の更新と更新の間で、障害の程度が増進した場合に行う改定の請求になります。

 

 

原則、1年の待期期間が必要(一部例外アリ)

 

額改定請求は、いつでもできる訳ではありません。

原則として、「受給権を取得した日、又は額改定の審査を受けた日から1年を経過した日以降」でなければ、行う事はできません。

つまり、初回の請求で支給が決定したり、その後の更新等で等級の変更や支給の再開・停止が行われるなどの決定が行われた時は、それ以降1年待たなければ行えないという意味です。

 

 一部緩和されました(平成26年4月改正)
 
法律に改正があり、「障害の程度が明らかに悪化したことが確認され、かつ以下の22項目については、1年の待期期間を必要としない」 
 
以前より、1年の待期期間については声が挙がっておりました。
明らかに悪化している場合に、等級を変更できないのはおかしいという意見です。
 
それらを踏まえて、以下の様に変更がなされました。
 
20160524.jpg

 

 

 

1年経過を待たずに額改定請求できる場合(22項目)

 

受給権を取得した日、又は額改定の審査を受けた日以降に以下の22項目に該当した場合に限り、1年の待期期間を待たずとも額改定請求が行えます。

 

 眼・聴覚・言語機能
両眼の視力の和が0.04以下のもの
両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの

8等分した視標のそれぞれの方向につき測定した両眼の視野がそれぞれ5度以内となったもの

両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの、かつ、8等分した視標のそれぞれの方向につき測定した両眼の視野の合計がそれぞれ56度以下のもの
両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの
両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの
喉頭を全て摘出したもの
 肢体の障害
両上肢の全ての指を欠くもの
両下肢を足関節以上で欠くもの
10 両上肢の親指および人差し指または中指を欠くもの
11 一上肢の全ての指を欠くもの
12 両下肢の全ての指を欠くもの
13 一下肢を足関節以上で欠くもの
14 四肢または手指若しくは足指が完全麻痺したもの(脳血管障害または脊髄の器質的な障害によるものについては、当該状態が6月を超えて継続している場合に限る)
 内部障害
15 心臓を移植したものまたは人工心臓(補助人工心臓を含む)を装着したもの
16 心臓再同期医療機器(心不全を治療するための医療機器をいう)を装着したもの
17 人工透析を行うもの(3カ月を超えて継続して行っている場合に限る)
 その他の障害
18 6カ月を超えて継続して人工肛門を使用し、かつ、人口膀胱(ストーマの処置を行わないものに限る)を使用しているもの
19 人工肛門を使用し、かつ、尿路の変更処置をおこなったもの(人工肛門を使用した状態および尿路の変更を行った状態が、6カ月を超えて継続している場合に限る)
20 人工肛門を使用し、かつ、排尿の機能に障害を残す状態(留置カテーテルの使用または自己導尿(カテーテルを用いて自ら排尿することをいう)を常に必要とする状態をいう)にあるもの(人工肛門を使用した状態および排尿の機能に障害を残す状態が6カ月を超えて継続している場合に限る)
21 脳死状態(納棺を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至った状態をいう)または遷延性植物状態(意識障害により昏睡した状態にあることをいい、当該状態が3カ月を超えて継続している場合に限る)となったもの
22 人工呼吸器を装着したもの(1カ月を超えて常時装着している場合に限る)

 

 

 

ご注意ください

 

 額改定請求は、結果として等級が下がる事があります。


症状が重くなったはずなのに、等級が下がってしまった。

普通に提出したら不支給になってしまった。
 

 

額改定請求は、下位の等級に逆改定される事もあります。

安易な申請は行わない方が無難です。

 

役所に書類を提出する際は、必ず、事前に診断書内容の確認を行ってください。

仮に危ないようであれば、提出はしないでください。

 

 

 

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